ユルツナについて|ユルツナ

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「ユルツナ」は2011年3月にスタートした国内外のつながりのある暮らしを紹介するウェブサイトです。建築とデザインの会社株式会社グラディエ」とボランティアスタッフ(ユルツナクルー)によって運営されています。

私たちの想い

超高齢化社会の真っただ中で「無縁社会」「孤独死」が社会問題になっている日本。私たちは国内外の共生居住の事例を紹介することで、血縁・地縁にかわる新しい相互扶助の構築と普及に貢献したいと思っています。

私たちの活動

  • ウェブマガジン「ユルツナ」の取材・編集・ウェブデザイン
  • 建築・コミュニティ訪問ツアーの企画・運営
  • 暮らし方のコンサルティング
  • 共生居住のコーディネーション
  • 建築設計の提案・設計・施工監理

ユルツナクルー

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イソマイ
編集長
ユルーく活動してます! 取材は勉強になることばかりで、建築の仕事にもとてもいいインスピレーションをもらっています。私のインタビューも是非ご覧になってください!!!

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イソアム
クリエイティブディレクター
ユルツナのWeb、ロゴなど全般のクリエイティブディレクションをやっています。また二子玉川のカタリストBAで働き方のユルーいつながりの実証実験中!お近くにお越しの際には是非遊びにきてください! ブログイソムラ式、Twitter(@isoamu)も宜しくー

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ウッチー
クルー
昼は環境系の会社で働き、夜はフェアトレードの活動、週末は旅行。エコ&ソーシャルな旅人です。

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ヨシコ
クルー
ベーグルが大好きな建築人です。

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ピーチ
クルー
ゆるーくつながり居心地のいい空間を居心地のいい仲間と作りたいです。

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すけさん
デザイナー
コメント:バスケ大好き◎の、どこでも行きたがりぃ♪で、何でもやりたがりぃ♪ 夢は誰かにとって「居たい場所」をつくること。

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ユカ
カタリスト
自分の好きなこと、どんどんやっていきたいです。ユルくツナがる暮らしがしたいです。今すぐにでも!自分の暮らしたいように、暮らしやすい仲間と暮らす、そんな暮らし方を「ユルツナ」を通して伝えていきたいです。

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バルレナ
エディター/ライター
多様性をかけ算して社会の課題に挑みます。日々の活力は食べて飲んで話すこと。出会いとカンパイを楽しみに。

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トリ
OLクルー
ゆる〜く活動していきます〜。

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サチ
ダンサー
来年から実際に妹とシェアする暮しをします!

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タケコ
フィロソフィア・ダンサー
大好きな人たちとつながっていられる空間を創造する! 踊る、遊ぶ、考える、タケコです!

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イズ
クルー
旅した国は50ヶ国、住んだ国は6ヶ国、百姓系遊牧民。モットーはゆるやかなネットワークとかろやかなフットワーク。遺跡、木工、機織り、写真、Español、ポイ、アグリツーリズム。人がしあわせになる”場所”をつくりたい。30年計画の7年目です。

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ハヅキ
富士山クルー
それぞれの居心地の良い”暮らし”に興味がある静岡在住クルーです。居心地の良い暮らしを手探りで見つけていきたいです♪

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ミサ
浜名湖クルー
ノリモノ系会社のデザイナーですが、ノンビリ系の静岡在住クルー2号です。ゆるーいつながり、ゆるーい移動、ってなんだろう、から考えていきたいです。

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サトシ
言い出しっぺ
なにかと言い出しっぺなところがあります。デンマークの色んな場所を1年間ふらふらしてました。最近の関心キーワードは空間、みち、歴史、楽しみ。家建てたい。生きることと学ぶことをつなげる空間をつくりたい。

発刊記念「ユルツナ」編集長インタビュー!

ユルツナサイト制作作業をしている編集長の磯村舞

ユルツナクルーのサチです。オルタナマガジン「ユルツナ」のローンチを祝し、ユルツナ編集長のイソムラマイさんにユルツナに対する思いなどをお伺いたいと思います。

Q:まず「ユルツナ」ってなんですか?

 例えば「一人で住むのは少しさびしいけれど、あまり窮屈なのも避けたい」「日常のプライベートは確保したいけれど、震災時などの緊急時に1人だと不安」「1人暮らしには憧れるけど、周りに知っている人がいないのは不安」っていうことを誰しも考えたことがあると思うんですが、そこに周囲の方々との”ゆるいつながり”があれば、いいなと思うんです。「ユルツナ」はそういう”ゆるいつながり”を皆さんと一緒に考えるプロジェクトです。

Q:具体的にはどんな活動をするプロジェクトですか?

磯村舞がインタビューを受けている様子の写真です。なかなかいい笑顔。国内外におけるシェアハウス、ゲストハウス、シェアオフィス、コーポラティブハウス、コレクティブハウス、エコビレッジなど多世代が一緒に暮らしているコミュニティ、物件などを調査し「ユルツナ」サイト上で皆さんに紹介していこうと考えています。「ユルツナ」を見て頂いた方にとって、”ゆるいつながり”のある暮らし方や、更には環境とのつながりなどを考えるきっかけになればいいなと思っています。また、こうした暮らし方を皆さんと一緒に訪問するツアーも随時実施していく予定です。そして、既にそうした共生コミュニティにお住まいの方のインタビューをさせていただき、外側だけでなく内側からも実状を紹介していきたいです。私は建築家として、楽しく共に暮らせる建築空間を考えていきたいですね。具体的なアイデアも随時「ユルツナ」サイト上で紹介していきたいと思っています。

Q:ユルツナって、ユルい名前ですね(笑)

 固く?言うと「共生コミュニティ」なんですが、あまりかしこまらずにしたいと思いました。そもそも、お互いに助け合うっていうのは、みんなにとって大切なことだから、より多くの人に関心を持ってもらいたい。だから、ちょっと敷居を低くする思いで、”ユル”いってしたのかもしれません。

Q:ユルツナのロゴも、ユルい感じですね(笑)

 パートナーにデザインしてもらったのですが、古い長屋のつながりとか、隣近所のつながりが残っていた頃の、昭和初期のなんとなくほのぼのとした雰囲気を再現してもらいました。

Q:なぜやりはじめたんですか?

 元々、私の家って学生の独身寮をしていたんです。キッチンとダイニングは共同になっていて、食事が必要な学生さんは事前に申告して、母が夕食を作っていました。子供だった私にとって学生さんは格好の遊び相手! 卒業と共に引越しをする学生さんに、当時流行っていた、ルービックキューブをプレゼントしてもらったことを今でも覚えています。隣には、祖父母も住んでいて、いつでも遊んでくれましたし、近所のお姉さんやお兄さんにも良く遊んでもらいました。お正月には、親戚中が集まったりして退屈しませんでしたね。

 私が小さい頃のエピソードですが、父親が入院し、親戚の家に数週間預ってもらったことがあったのですが、全く泣かなかったそうです。普段から両親以外の大人と遊んでいたので、慣れていたのかもしれません。それで、今、自分達の事務所と住宅を考えたときに、昔のような人とのつながりがあるような暮らし方がいいな、そんな暮らし方をみなさんと一緒に考えたいな、と思って、はじめちゃいました。

 今思えば、子供にとっても安全で、いい環境でした。どうせつくるなら、今後の住宅等のモデルとなるようなものを作りたい。ユルツナの考え方をドンドン広げていきたいですねー そういえば、建築デザイン学科(京都造形芸術大学)の卒業制作のテーマは「コミュニケーションによる地域の活性化」(下図)だったんです。

磯村舞の建築学科での卒業制作のモデル。一階はすべてショールームとワーク用スペース。二階が居住スペース。
アーティストが集まる集合住宅。ショップ、ギャラリー、工房、住居スペースを構成し繋がりの演出を狙ったもの。正面エントランス部のV字形状はゲストの興味をそそることを意図したファサードにしている。

Q:他のシェアハウスやコーポラティブハウス等のサイトとの違いは何ですか?

 実際に、今、ゆるいつながりのある物件を探そうとした時に、シェアハウス、コレクティブハウス、コーポラティブハウスなどカテゴリー毎の検索方法はあるのですが、それらを横断的に検索する手段があまりないんです。そして、そのほとんどが不動産と建築設計の受注窓口としての検索サイトですから、イイことしか書いていない(笑)もっと良い面と悪い面を平等に扱ったお施主さん視点のものがあってもいいなと。「ユルツナ」はそうした位置づけのサイトにしていきたいと思っています。

Q:ユルツナ編集長として「ユルツナ」サイトの思いは何かありますか?

 パラパラと雑誌をめくるように、ゆるーく楽しめる内容にしたいですね。私たちの暮らし方のヒントが得られるようなサイトになるといいです。ゆくゆくは情報をお伝えするだけでなく、サイト上で新しいつながりがリアルで出来たりするととてもウレシイですねー

Q:ズバリ、ユルツナプロジェクトの目標は?

 最近は、1人暮らしの高齢の方の孤独死など、胸の痛くなる様なニュースが日々流れています。無縁社会というタイトルの特集番組も出てきたり。血の繋がった家族の形態が崩れて来ているのかもしれません。ユルツナで紹介するつながりのある暮らし方が広がれば、都心でなくなりつつあるコミュニケーションの場が広がり、悲しいニュースが減るのではないでしょうか。昔の同潤会アパートのように、個性を活かしながら、共生の暮らしを再現出来たらいいなと思っています。ということで、最終的には日本における超高齢化社会の問題の解決に少しでもお役に立てれば!が目標です。

Q:最後に読んでいただいた皆さんにお知らせしたいことは?

 自分たちのやりたいという思いだけで、仕事の合間をみてボランティアでやっているような状況です。ですので記事の充実など、なかなかみなさんが満足するものにならないかもしれませんが、どうか温かい目で見守っていてください。そして末永ーくおつきあいください。また私たちだけでは、全国の事例を取材に行けないので、これってユルツナ?と思われる情報を提供して頂いたり、取材をしてくれるクルーの方を募集しています! 以上です、どうもありがとうございました。


編集長、どうもありがとうございました! 読んでいただいた皆さんも、どうもありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします!


磯村舞を正面から撮影した写真磯村 舞
ユルツナ編集長
株式会社グラディエ 取締役
二級建築士
管理建築士
インテリアコーディネーター
福祉住環境コーディネーター2級
照明コンサルタント


1994年目白学園女子短期大学生活科学科卒業後、三洋電機株式会社に入社。総合デザイン部配属時には庶務業務の他に社内報作成およびマーケット市場の調査を担当するその後、秘書室に配属。副社長の秘書を務める。昔から興味のあった雑貨やインテリアの仕事が諦められず、照明やインテリアを勉強したのち勤続7年で退社。京都造形芸術大学 通信教育部芸術学部 建築デザイン学科で建築を学びはじめる。また財団法人ベターリビングに派遣社員として「住まいにおけるユニバーサルデザインの研究」に携わる。二級建築士を取得後、いくつかの建築士事務所に勤務し、商業施設の内装、単身寮から高齢者施設へのコンバージョン、住宅、身障者施設改修、ギャラリー&カフェ、保育園、教会、マンションリフォーム等の設計を経験する。以降、株式会社グラディエをパートナーと共に設立し現在に至る。

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