ここちよくはたらき、ここちよく暮らす
「”cococi” Coworking Space(ココチ)」
京王線仙川駅から徒歩3分ほど、地域に密着した昔ながらの商店と大手チェーン店や個性のあるお店などが混在する活気のある商店街の中に「”cococi” Coworking Space(ココチコワーキングスペース)」があります。ここでは、ライフステージに合わせ仕事も家庭も犠牲にせず、“ここち”よくはたらき、“ここち”よく暮らせる新しいライフスタイルを提案し、特に運営者たちと同じ、子育て中の女性を対象にした事業が数多く展開されています。
商店街の賑やかな入り口から3階に上がると、玄関の扉に掛けられた「ご自由にお入りください」という手描きの温かみのあるサインが出迎えてくれます。友人のお宅に訪れるような雰囲気で「お邪魔します!」と靴を脱いで奥まで入ると、リビングを改装して作られた「メインスペース」があります。ここは入居者の働く場所としてのワークプレイスやワークショップ、講座など多種多様な用途に使われています。
「メインスペース」の入り口には「ブレスト・ポストイットのれん」というボードに「cococi」が今後取り組むユニークな地域密着型の事業アイデアが貼り出され、場が活性化している様子がうかがえます。「メインスペース」の机は、仕事に集中出来るよう普段は壁側に向けて配置、ミーティングの際には中央に集めるなどスペースを効率的に活用できるよう運用されています。
「メインスペース」にある押入れを改装して作られた「COCOCI LIBRARY」にはMBA からソーシャルイノベーション、クリスタルから宇宙に至るまで幅広い分野の本がぎっしりと並べられています。この本棚の書籍は「リブライズ」(コワーキングやコミュニティスペースにある書籍をネット上に登録し互いに貸し借りするサービス)とも連携しているそう。本の登録にはバーコードリーダーを活用されているそうですが、子どもたちがおもしろがってどんどんスキャニングしてくれるそう(^_^)
「メインスペース」に隣接した畳敷きの「和室」は、人数の上限なく大人数での車座ミーティングを行ったり、また「cococi」で働く女性の子供たちの遊び場になったりと、多様な使われ方をされています。
玄関を挟んで反対側にある「キッチンスペース」には、“同じ釜の飯”を食べる「ソーシャルキッチン」計画が進んでいます。夕飯を一緒に作ったりなど生活を共にしたり、地域の料理教室など育児ママの「食」に対するノウハウを活かした仕事づくりに向けた運用も検討されているそう。
また同じ空間で働き、互いに助け合う間柄とはいえ、個々の仕事に集中する時間と場所が必要とのこと。「キッチンスペース」奥の「おこもり部屋」という和室では、お互いに話しかけないルールにしています。また2時間制で託児を行うなど、より集中して仕事ができるようなサービスも運用されています。その他、事務所が必要な会計士のための「秘密の小部屋」や「電話スペース」など、すべてのスペースを余すことなく魅力的に運用しています。