「北欧の人をつなげる建築」〜多世代共生居住のあり方考察〜
「高齢者住宅新聞」連載(全六話)
日本では単身世帯が3割を超えるなか「無縁社会」「孤独死」が大きな社会問題になっています。そして都内を中心にシェアハウスが戸数を延ばすなど、脆弱な社会保障を憂うように多様な相互扶助が模索されはじめました。一方、北欧諸国ではすでに単身世帯が4割(スウェーデン 48% 2008年時)を超え、コレクティブハウジングなど血縁に依らずに多世代が共に暮らす居住形態が生まれています。この連載ではデンマークを中心とした北欧の共生居住における“人をつなげる建築”の具体例をご紹介しながら、これからの日本の共生居住のあり方を考えていきたいと思います。
※本連載は「高齢者住宅新聞」第181号(2011.6.5)より月1・計6回にわたり掲載されたものを、当局の許可を得て転載するものです。
「高齢者住宅新聞」に連載中(第181号2011.6.5より 月1計6回予定)の「北欧の"人をつなげる"建築 〜多世代共生居住のあり方考察〜」をユルツナでもご紹介していきます。今回は「人が訪れたくなる設え」と題して、建築がどのようにゲストを招き入れているかを考察します。デンマークを中心とした北欧の共生居住における具体事例をどうぞお楽しみください。
「高齢者住宅新聞」に連載中(第181号2011.6.5より 月1計6回予定)の「北欧の"人をつなげる"建築 〜多世代共生居住のあり方考察〜」の第三回目のレポートです。建築に人が自発的に関わっていくためには、人が介在できる余白を残しておくことが必要でしょう。時に建築家は、”作り込まないこと”も考えなければならないのです。