つながりのある暮らし方について学ぶコーナー「ユルツナ大学」です。事業家・建築家・専門家の方々のインタビュー、つながりのある暮らし方の基礎知識、さまざまな事例などをご紹介しています。皆さんの暮らし方のヒントになればなぁと思っています。
ユルツナ大学校長 磯村 舞 (ユルツナ編集長もやってます)
一押し企画「つながり方の今!インタビュー講義」
シェアハウス、シェアオフィス、コーポラティブハウス、コレクティブハウス、エコビレッジ、コミュニティデザインなどにおける事業家・建築家・専門家の方々にきく”つながりのある暮らし方と働き方の今!” ユルツナクルーが直接インタビューさせていただいた内容をご紹介しています。それにしても、インタビューはとても勉強になることばかりでした。「こんなつながり方があるんだなぁ」「こんなお仕事もあるんだなぁ」「こんな広がりがあるんだなぁ」などてんこ盛りの新しい気づきばかり。ご協力いただいた皆さんに改めてお礼申し上げるとともに、おもいっきり堪能してください! ユルツナクルー自信をもってオススメするコーナーです。(掲載順に並べています)
山崎さんは、ハコだけを扱うデザインから人とのつながりのデザインに取り組みさまざまな領域で数多くの実績をあげていらっしゃいます。その成果は近著『コミュニティデザイン:人がつながるしくみをつくる(学芸出版社)』にぎっしりと詰まっておりますが、日本の社会問題のど真ん中を突き、それを見事にデザインで解決されているさまは、私たちに勇気と希望を与えてくれます。ぜひ山崎さんの元気を感じてください!
伊藤正さんは、建築家としてコーポラティブハウスの可能性をいち早く見出し、ネットを活用し“集まる力”を活かすなど戦略性に富む活動をされて来られました。本インタビューではコーポラティブハウスの本質や家作りの可能性など、現場を熟知されている伊藤さんにしか語れない貴重なお話しをお伺いすることができました。これを読むと、きっとコーポラティブハウスが好きになっちゃいますよ!
様々なメディアで取り上げられている「MaGaRi(間借り)」「逆不動産情報Talent」「LwP asakusa」を主宰するドラマチック代表 今村ひろゆきさんは、ユニークな着眼点をもって街づくりに取り組んでいらっしゃいます。その等身大の活動は、そこに住まう人の気配が感じられる街の個性を引き出しています。そして、街づくりから働き方や暮らし方にまでいたる今村さんの視点は、私たちの生き方に多くのヒントを与えてくださいました。
「孤独死」「無縁社会」が叫ばれる中、標準とされていた家族形態が崩壊しつつあります。「山本理顕設計工場×横浜国立大学大学院Y-GSA」で進められている「地域社会圏」の研究では、地域における社会システムを統合的に捉え、建築というカタチに昇華させています。その研究成果は書籍として2011年末に出版のご予定ですが、いち早くその研究の一端をご紹介する機会を得ました。
六本木シェアハウス「昼夜逆転トーキョーよるヒルズ」ここは「昼夜逆転」という行動スタイルをコンセプトに、オープニングパーティーにはなんと150人も集まるなど、昼夜問わず多くの若者が集いユニークな活動をするプラットフォームになっていると聞きます。さて、彼らはどんな想いで、ここに暮らし、そしてどのような新しい楽しみを見出しているのか?「よるヒルズ」に住む藤田さん、高木さん、村上さんにお話を伺いました。
開講予定
●現在の開講予定はありません(T-T)
未来の居住者の座談会「今後の暮らし方、どうする?」
今までの「ユルツナ大学」では、つながりのある暮らしや働き方を実践しているトップランナーの方々からお話しをうかがってきました。本コーナーでは、つながりのある暮らし方や働き方に興味がある方々に座談会形式でお話しをうかがい、居住者視点での課題や可能性を探ります。皆さんの本音トークから日本の社会課題が次々と浮かび上がってきました。読むときっとウンウンって頷くことばかりですよ。
ツナガリイロイロ
今、いろいろなつながりある暮らし方が模索されているのをご存知ですか? 今までのプライベートを重視する暮らし方から、周囲といかに助け合いながら、そして楽しみながら暮らしていくか。超高齢化社会を向かえている日本は、新しい相互扶助を模索する真っただ中にあるのかもしれません。ここでは、つながりのある暮らしをしている住居、施設、コミュニティの代表例をご紹介します。
周辺地域とのツナガリ
習志野市にある「ブレーメン習志野」は、特定の対象向けでなく、高齢者向け、子育て向け、女性向けなどのいくつかの民間による機能に習志野市によるヘルスステーションや地域住民が活用できる多目的ホールなどを組み合わせて、様々な地域住民が利用可能な施設にしています。
要介護高齢者向の優良賃貸住宅「ケアホーム西大井」、元気な高齢者の活動拠点「西大井いきいきセンター」、認可保育園「キッズタウンにしおおい」からなる複合施設です。高齢者・園児の世代を超えた交流と地域とつながりのある暮らしをめざしています。
「江東区立有明小中学校」は施設一体型の学校です。小学校1年生から中学校3年生までが同じ施設で生活をし、合同で行う行事もあり、小学校5・6年生の希望者は中学校の部活動の練習に参加することが出来るようです。また、近隣施設との連携も行われているようです。
子供とお年寄りのツナガリ
茨城県水戸市の「デイサービスセンターお多福」には「キッズヘルパー制度」をあります。小中学生が高齢者の話し相手や相撲をして認知症の高齢者を和ませるといいます。新しい相互扶助の形かもしれませんね。
アクティブシニアのツナガリ
アクティブなシニアが集うコミュニティ型新築分譲マンションです。既に多くのメディアに取り上げられていますが、シニアが仲間たちと一緒に創る暮らし方は今後広がってくるかもしれませんね。
国内初となるシニアタウン「美奈宜の杜」は、福祉だけを目的にしたものではなく、健康的に生きがいをもって生活し、個々が自立しながら住民同士で助け合っていくアクティブな街として注目を集めています。
アメリカの不動産会社デル・ウェブ(Del Webb )が1960年にアリゾナ州の砂漠の真ん中に作った高齢者のみ(55歳以上)が住む街です。日本でもこれをモデルにした施設、マンションが販売されるなど注目を集めていますね。
世代を越えたツナガリ
日本にも数多く存在するエコビレッジ。その中でも精神性を尊び、自然との共生をはかっている「木の花ファミリー」は、現代人が忘れた本来あるべき相互扶助の在り方を思い出させてくれるコミュニティです。
ユルツナクルーによるレポート
さまざまなメディアで取り上げられている「コレクティブハウス・かんかん森」では、プライバシーとパブリックを両立させながら多世代が共に暮らしています。それは血縁にかわる新しい家族のようです。
ユルツナクルーによるレポート
愛知県長久手町にある「ゴジカラ村」は、ケアハウス、グループホーム、幼稚園、託児所など多様な施設を有しているコミュニティです。「ゴジカラ」という名前にも現れているように、時間に追われないスローライフを送っています。
環境とのツナガリ
富士山麓の8000坪もの土地にパーマカルチャーのアイデアをもとに作られた「持続可能な暮らしのデザイン」を楽しく学べる体験型の施設です。定期的に開催されているワークショップが楽しそう!
農を中心とした循環生活を目指しているブラウンズフィールド。オーガニックな野菜やお米を作り、季節に応じて醤油や味噌、梅干しなど発酵食品を手作りして、持続可能な暮らしを目指しているところです。
障がいのある方とのツナガリ
「ぱれっとの家 いこっと」は、障がいのある方(主に知的障がい者)と健常者が共に支え合いながら同じ建物で暮らすというマンションです。一人ひとりの個室と共用のキッチンとリビングを持ち、入居者同士のコミュニケーションを図っています。